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チアレッジタイムズ

投稿日:2026年4月1日

No.48 「人生は山と谷が順繰りにやってくる」

~代表・三輪康信からのメッセージ~
「人生は山と谷が順繰りにやってくる」
社内木鶏会感想文 & チアレッジタイムズ委員会より

 

「人生は山と谷が順繰りにやってくる」

「人生には、なぜこんな試練が起こるのだろう」、そう思ったことはありませんか?トラブルや逆境なんて、誰しも「経験したくはない」もの。ですが、ものごとにはバイオリズムというか、必ず山と谷があります。また、成長しているということは登り坂にあるということ。その角度が急であれば急であるほど、呼吸は荒くなり、予期せぬ事態にも遭遇します。
「致知」(2026 年3 月号)に日本経営ホールディングスの小池由久名誉会長とシンク・アイ・ホールディングスの京谷忠幸CEO の対談記事が掲載されていました。そこに記されていたのが「山や谷は順繰りにやってくるのが人生」でした。

逆境下で、自分にベクトルを向けられるか

小池さんは42 歳の時に会計事務所の二代目社長に就任されますが、この年に国税局の査察がお客様のところに一斉に入り、お客様それぞれが受けた課税総額は20 億円超に及びました。
悩みながらも、「法的責任はなくても、我々には道徳的責任がある。お客様にご迷惑はかけられない。最悪の場合には全額を弁償しよう」と決断されます。事務所の前年の売上高は20 億円、利益は2 億円程度という中で、です。裁判所に訴えて、高裁まで行き、最終的に3 億5,000 万円の弁償となりますが、裁判は10 年間続いたそうです。
この決断と共に、私が圧倒されるのは小池さんの問題解決のベクトルがすべて自分に向かっていることです。「現実を受け入れる」、言葉ではたやすいですが、「国税局が」「お客様にも悪いところがある」と、自分を正当化し、他者の責任にしたい気持ちがどうしたって頭をもたげてくるもの。
けれども文句を言ったり、自己を正当化しようと主張したところで成果が出るわけではありません。小池さんは、過去や他人のようにコントロールできないものではなく、自分ができることに焦点を当て、考えを切り替え、行動に移していかれました。この心の切り替え方が並外れています。「自分はどうあるべきか」を考えて、その姿に自分を近づけていく、そこしかコントロールはできないのだと。

社長の在り方が「社格」に表れる

会社のことを法人と言いますが、一人ひとりの人格が違うように会社も一社一社全く違います。一人ひとり集まった人たちの集合体として「人格」ならぬ「社格」が形成されます。そこには、サービスの質、人に対しての接し方、知識、スキルももちろん含まれます。
他社の話になりますが、ある社労士事務所を買収した際、スタッフや顧客ごと引き継いでいましたから、仕事のやり方も、質にもかなりの違いがあったそうです。あちこちに問題も見つかり、それを指摘すると「前の人がやっていた通りにやっています」という返答が返ってきて、「こんなに低いレベルなのか」と愕然としたといいます。
下手をすれば行政から指摘を受けかねないレベルで、ひとたび問題になれば大きな損害につながります。ところが、顧客側は専門知識がないため、「こんなものだろう」とサービスの質の低さに気づきにくい。いったん契約すると、事務所の変更も簡単ではなく、結果として知らないうちに不利益を被っている可能性があります。非常に怖いことです。
こうした問題の根底にあるのは、組織のトップがどこまで責任を自覚しているか、という点ではないでしょうか。これは私自身のことになりますが、ある時、10 時からといっていた会議が始まったのが10 時10 分になったことがありました。遅れてきたスタッフは謝ってくれましたが、振り返ってみると、私も遅れたことがあったんです。私自身に「社内の会議だから、少しくらい遅れても・・・」という気持ちがあり、だからスタッフもそういう気持ちをもってしまったのかもしれません。
会社経営においては、結局、全て、経営者の責任です。社長が全部を決められますから、全部を決められる人が全部責任を持つのは当たり前です。社長の姿勢、態度、発する言葉、その全てが組織全体に影響を与え、それが社格となって表れてくるのだと思います。

谷は必ずやってくるもの

小池さんは中学1 年の頃に癲癇を発症し、高校3 年までの多感な6 年間、頻繁に起こる発作に苦しみながらも「病気のおかげで、入念に準備することや『自分に負けるな』という性根が養われました」とおっしゃいます。そして「山や谷が順繰りにやってくるのが人生」と言い切られました。
そうか、人生は山や谷が順繰りにやってくる、ならば、谷はやってくるものと考えて、なるべくその谷が小さくなるようにしていけばいい。そのために、私たちの会社でも、平素から従業員への啓蒙活動をする、勉強会を開くなど、やれることがあるはずです。
「こんなに頑張っているのに!なぜ、こんなことが起きるんだ!なぜ今、なぜ俺に!」と頭をかきむしりたくなるような時もあります。しかも悪いことは重なってやってきたりします。でも「谷はやってくるもの」、そう心に銘じておけばいい。逆境に際した時にこそ器が試されるのだということも。
誰しも、悪い結果なんて望みませんが、「うまくいかなかった」ということは改善のチャンスがある。うまくいかなかったから、気づきも学びも得られます。迷いに迷い、悩みに悩み、あがきならも振り切ってやったことが良い結果を招くこともあります。反対に、うまくいった時は油断して、気が緩みます。本来、チェックしていたことをしていなかったり、準備の時間が足りていなかったり。
そういうことが谷を大きくするのでしょう。谷は来ます。そして、山(いい時)の過ごし方で谷の深さが決まるし、谷の過ごし方で山の高さが決まります。小池さんが言うように「大事なのは目の前の試練の受け止め方」。谷が来たら「やってきましたね!ここの過ごし方で山の高さが決まるんですよね!見ててください!」と言える自分でいたいと思っています。

【社内木鶏会 感想文】

*人間学を学べる月刊誌「致知」をテキストに「社内木鶏会」を毎月、開催しています。全員が指定された記事の感想文を発表し、その中で選ばれた感想文です。

<対談 一流への道はかくして拓かれた>

言わずと知れたフランス料理界の巨匠で、八十三歳のいまも現役を貫く坂井宏行氏。その坂井氏に憧れ、伝説の人気番組「料理の鉄人」でかつて対決した経験を持つ後藤雅司氏、六十三歳。二十歳の差はあれど、修業時代に徹底して腕を磨き、数々の得難き出逢いに恵まれ、不退転の覚悟で絶体絶命の窮地を乗り越え、長く愛される名店を築き上げてきた道のりには驚くほど共通点が多い。一流のオーナーシェフはどこが違うのか。お二人の人間学談義に学ぶ。

<今月の選出感想文>

この記事を読み、一流とは結果や肩書きだけでなく、その人の”佇まい”に表れるものなのだと感じました。坂井氏、後藤氏のお二人は、決して自らを誇ることなく、失敗も努力も淡々と語られていました。その姿からは、積み重ねてきた時間が貴重なものであり、品格を感じました。
こちらを読みながら、ふと頭をよぎったのは、学童で行われたイベントです。本来は小学校の管轄ではない行事ですが、校長先生が学校の2 月の予定表にそのイベントを書き込んでくださったのです。それは大きな発表でも、特別な言葉でもなく、ただ静かに一行記されていただけでした。しかしその一行を、手紙が配布されてすぐ、学童の子供達は気付いたのです。家に帰ってきて、すぐ「初めて書かれた!」と嬉しそうに報告してくれました。
学童でも、それぞれの家庭でも、一大事件でした。学童は小学校の敷地を間借りしていて、運営も学校とは全く別。いろいろ学校側から規制されることも多く、子供達も”学童は認められていない”と刷り込まれて過ごしていたのですが。
子供達から「やっと認められた!」と嬉しがる声を聞けて、校長先生が歴代のルールがきっとあるにもかかわらず配慮してくれたことにとても感謝しました。目立つ形でなくとも、こうしたさりげない行動でも、その人の温かさに触れられるのだと思います。
記事の中で語られていた一流の姿勢も、成果を誇るのではなく、基本を徹底し、周囲を大切にする。その静かな在り方が、やがて自然と信頼となって道を拓いていくのだと思います。
まずは自分の佇まいを整える人になりたいと思いました。日々の小さな選択が、その人の品格をつくっていくのだと心に刻みました。
〔労務チーム:大塚 祥恵〕

【チアレッジからのお手紙更新中】

チアレッジでは毎月、HP で社員からのお手紙を公開しております。
新しいメンバーも増え、お手紙の内容も人それぞれ個性が目立っております。
日々の何気ないこと、嬉しかったこと、面白かったこと、感動したこと等々…。
このお手紙で、メンバーの人柄を感じていただけたら嬉しく思います。
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