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チアレッジタイムズ

投稿日:2026年5月1日

No.49 「感謝」か「不満」か ―人生を決定的に変える視点―

~代表・三輪康信からのメッセージ~
「感謝」か「不満」か ―人生を決定的に変える視点―
社内木鶏会感想文 & チアレッジタイムズ委員会より

 

「感謝」か「不満」か ―人生を決定的に変える視点―

「自分が負ける時は、いつも不満を持っていた」〔『致知』(2026 年4 月号)西田文郎さんとの対談記事より〕。そう語るのは、大橋秀行さん――井上尚弥選手をはじめ、5 人の世界チャンピオンを育てた大橋ボクシングジムの会長です。インタビューでも常に自然体で、囲み取材でも一人ひとりに丁寧に応じ、どんな質問にも穏やかに返される姿にも、人柄の良さがにじみ出ています。
大橋さんは「西田先生(サンリ会長・メンタルトレーニングの第一人者)から、脳の働きからの感謝の大切さを教わった」と語られていました。

「油断大敵」ではなく「不満大敵」

大橋会長は大学を中退してプロ入りし、所属していたヨネクラジムの米倉健司会長から「150 年に一度の天才」と称された逸材です。しかし当時のジムは10 年近くチャンピオンが出ておらず、大橋さん自身も「ここ一番」で勝ち切れない時期が続いていました。
その原因を、大橋さんはこう断言しています。
「自分が負ける時は、いつも不満を持っていた」
監督や会長への不満がある時に限って、結果が出ない。この事実に気づいた大橋さんは、見方を変えられました。たとえば、朝練の時間を勘違いして夜中に起こされても、不機嫌になるのではなく、「会長、お茶目だな」と受け止める。言葉と行動を変え、ジムや会長を肯定的に見ることを徹底しました。西田さんの言葉をお借りすると、「まさに油断大敵ならぬ不満大敵」です。
「会長の悪口を絶対に言わない」という合宿所のルールを設け、大橋さんはプロとして19 勝5 敗の成績を残しました。ジムからは大橋さんを含めて世界チャンピオンが2 人、東洋チャンピオンが3人誕生しています。

「運がいい」と言える人の共通点

「あなたは運がいいですか?」
松下幸之助さんは採用面接で必ずこう尋ねたといいます。
この質問は、その人の思考の癖を見抜くためのものです。「運がいい」と言い切れる人は、うまくいった理由を自分以外に見出しています。「周りに恵まれた」と考えられる人。だから謙虚でいられ、その姿勢が人との関係を良くし、結果として運を引き寄せます。
逆に、うまくいかない原因を他人や環境のせいにしていると、改善は起きません。PDCA も回らない。当然、結果も出ません。不満は、成長の回路そのものを止めてしまうのです。
「致知」の別の記事ですが、大村智さん(北里大学特別名誉教授)の「感謝をすると謙虚になる。謙虚な人には良い情報が次々と入ってくる。人は感謝することによって成長する」という言葉にも惹きつけられました。
ものごとを「感謝」で見るか、「不満」で見るか。この違いが人生を決定的に分けてしまいます。

感謝こそが、すべてを変える起点

大橋さんはこう語っています。
「無理にでも好きにならなければ変わらないと思い、感謝するようにした。そこから変わった」
言葉を変えると、心が変わる。心が変わると自分にベクトルが向く。すると、改善点が見え、行動が変わる。全てはここから始まります。
大橋さんはコンビニでお金を払う時でも必ずお礼を言い、タクシーの運転手さんにも「ありがとうございます。お釣りはけっこうです」と言うことを習慣化しているそうです。「現役の頃から感謝の気持ちの大切さに気づいていた」と。この積み重ねが人をつくります。
西田文郎さんもこう断言していました。「感謝こそが究極のプラス思考である」
「大切なのは意識をしながら感謝を習慣化していくこと。習慣化すると無意識のうちに脳によいネットワークが張り巡らされる。まずは自分を生んでくれた両親から始めて、縁あった人や私たちの先祖、国、天地自然にまで感謝の気持ちを持ち続けることが、その人の運命を大きく開いていく」と。意識して感謝を続けることで、それはやがて習慣となり、無意識のレベルで思考を変えていきます。そして、その人の運命を開いていきます。

「親への感謝」が感謝の源泉

親や先祖を知ることは、自分の存在を肯定的に捉え、自分の在り方を正していこうとする姿勢につながります。「生かされている」ことの尊さを感じれば志も生まれます。そうやって生きていくことで人生が発展するのだと思います。
自分を産み、育ててくれた両親を肯定的に見るということが最初のスタートです。まずは産んでくれたことだけでも感謝じゃないですか。それができれば、自分のことも大切にできます。自分を大切にできない人は他人も大切にできません。私の研修の中でも「親への感謝を形にして表してください」と話しています。「思ってください」ではなく「まず形に、行動にしてください」と。
私も特に母にはずいぶん苦労をかけました。なのに「産んでくれてありがとう」の一言がなかなか言えず、幾度も逡巡しながら、ようやく口にできました。でも、その後、とても心が温かくなったんです。家族との関係性も良くなりました。
感謝の心は人を成長させ、人生を少しずつ、しかし確実に開いていく力があると感じています。その源泉が「親への感謝」にあるのではないでしょうか。

【社内木鶏会 感想文】

*人間学を学べる月刊誌「致知」をテキストに「社内木鶏会」を毎月、開催しています。全員が指定された記事の感想文を発表し、その中で選ばれた感想文です。

<特集 感謝にまさる能力なし>

一流の人は感謝の念が強い。自分にとってよいことだけでなく、マイナスの条件にも感謝するのだ。感謝こそ人生を発展させる最高の能力なのである。
京谷忠幸氏と大橋秀行氏。両氏の人生が物語るのも、感謝の大事さである。困難や苦難も、天が自分に与えてくれた試練だと感謝して受け止めていく。そこに
運命を好転させる大事な鍵があるのだ。

<今月の選出感想文>

私は、日々ほんの少しだけ自分に負荷をかけ続けている。
それはまるで準備体操のように、心と身体をほぐしながら、いつか訪れる大きな波に備えるための習慣だ。小心という名の慎重さこそ、私を守ってくれる盾でもある。
今回の致知のテーマ「感謝にまさる能力なし」は、人生を発展させるうえで極めて強力なツールだと感じている。困難は誰にでも、いつでも訪れる。その難題にどう向き合うかが人生の質を決める。不利な風にも感謝を向けられるとき、視界は一変し、苦しみは学びへ、挫折は次の一歩へと姿を変える。感謝の心ほど人を強くし、視野を広げ、未来を切り開く力はない。
振り返れば、私は「試練を選んでよかった」と実感する出来事がいくつかあった。前職に入ったばかりの頃、荒れた海に投げ出された小舟のようだった。右も左もわからず、ただ波に飲まれまいと必死に舟のオールを漕いでいた。不安も苦しさもあったが、「ここで経験を積めば必ず成長できる」という直観だけは、不思議と揺らがなかった。
少しずつ経験を重ねるうちに、散らばっていた点が線となり、線が面となって世界が見え始めた。難しい案件を任されることも増え、躊躇しながらも挑戦を続けた。すぐに結果が出なくても、失敗しても、それらは確実に次の糧となっていった。
しかし、人は弱い。気を抜けば、つい楽な方へ流されてしまう。いきなり津波のような大波が来れば、誰だって立っていることすら難しい。だからこそ、日々の小さな負荷を積み重ねること、そして感謝という「いかり」を心に下ろし続けることが大切なのだ。
その二つが、私を前へと押し出し、どんな逆風にも折れない芯を育ててくれる。
小さな負荷と感謝を重ねるたびに、私は大波に揺るがぬ“自分という舟”を強くしているのだ。
〔労務チーム:和泉 美絵〕

【五月晴れは思考のブースター】

5 月は気候の良さから「最も仕事がはかどる時期」とも言われます。
脳科学の視点では、窓から入る心地よい風が室内の二酸化炭素濃度を下げ、集中力を最大化してくれるからだそうです。また、ふと目を向けた先の鮮やかな新緑には、ストレスを軽減し、思考をクリアにする効果もあるのだとか。
連休で蓄えたエネルギーを糧に、弊社も皆様の期待を超えるサービスを目指し、邁進してまいります!

 

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