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代表三輪のコラム

投稿日:2026年1月1日

No.45 AI の進化が突きつける現実 ─「今のままでいい」はずがない─

~代表・三輪康信からのメッセージ~
AI の進化が突きつける現実 ─「今のままでいい」はずがない─
社内木鶏会感想文 & チアレッジタイムズ委員会より

 

AI の進化が突きつける現実 ─「今のままでいい」はずがない─

AI がものすごいスピードで進化しています。次々と高度な作業が自動化され、私たちが中核にしてきた事業そのものも、数年後には全く姿を変えてしまう可能性があります。今の時代、むしろ社長は、そうした視点をもって考えていかないと、取り残されてしまうでしょう。
世界のあちこちで、その変化はすでに現実のものになっています。
1 時間かかっていた作業がAI なら1 秒で終わる。「この情報をこのアプリに転記して」と指示した作業も、仕組みさえつくれば休まず確実に実行してくれます。
気づかないうちに、人が介在する作業は急速に減っています。

それでも、最後に必要なのは「人間力」

「何のためにやっているのか」「相手はどんな人で、どんな特徴を持っているのか」「なぜ、その言葉を発したのか」「なぜ、その表情をしたのか」「なぜ、そのように書いてあるのか」。文字や数字には表れない、直接には書かれていない行間を読み取って推し量ることは人間にしかできません。
最後に求められるのは「人間力」、そうした人としての力なのだと思います。それなのに「何のために」「なぜ」を考えずに、ただ漠然とやってしまっていることはないでしょうか。
「〝より相手に喜んでもらえるように〟を目的に置けるか――それが仕事ができる人とできない人の違いだ」と教えてくれた人がいました。「この資料作って」と頼まれたら、誰が、どんな場面で使うのか、どうすればもっと使いやすくなるのか。そこまで考えることで、価値の高いものが作れます。

感情が生む「改善」へのブレーキ

「なぜ、そんなやり方をしているの?もっといいやり方はないの?」と言われて、「前の人がやっていた通りにしています」と答える人がいます。でも、それは当事者意識と目的の欠如です。そして、考えることを止めてしまっている状態です。たしかに、そう教わったのかもしれませんが、今は様々なソフトやAI を活用できる時代です。
本来、「業務改善」とは、現状を疑うことから始まります。「前例」にしたがって、そのままやっている方が楽だし、変えることは相当、エネルギーも要ります。「業務改善を」と言われると「自分の今までのやり方を否定された」と感じてしまう人もいるでしょう。
でも、そうした感情が改善へのブレーキになっていることが少なくありません。そんな〝心の壁〟は越えていかなければならないんです。人は同じ作業を繰り返すうちに、最初は「あれ?」と思ったことも、次第に「まぁ、いいか」と流してしまうようになります。そうして感性が少しずつ鈍っていきます。
融通のきかない「お役所仕事」も根は同じ。「前例踏襲」「思考停止」、こうした姿勢が日本の生産性の低さにもつながっているように思います。

「ムダではないか?」という意識を持つ

自分のやっている仕事を「それ、ムダじゃない?」と言われれば、誰だって傷つきます。だからこそ、伝え方には工夫が必要です。外部の人に入ってもらうとワンクッションになり、受け入れられやすくなりますから、専門の人に入ってもらうのも一つの方法でしょう。
当社では「OKR」(Objectives and Key Results)という仕組みを導入しています。目的はチームで目標達成をしていくこと。「ムダに気づくきっかけ」をつくることです。3 ヶ月に1 回、チームで目標をつくり、その達成に向けて動きます。毎週「これをやります!」と宣言し、次週にその行動を発表しています。
たとえば「この業務にかかる時間を月100 時間短縮しよう」という目標を立てると、「どこにムダがあるのか」「どこを省けるのか」と自然に考えるようになります。実際に、この目標もクリアできました。
ムダに気づくと「では、どうするか」という壁にぶつかります。自力で解決させようとすると、せっかく発見したムダも放置されてしまう可能性があるため、必要な知識や技術は会社が補給する――そういうスタンスも重要でしょう。心理的安全性があるから前に進めるのです。

楽しく続けられる仕組みをつくりながら

皆、普段の仕事で忙しい中、やってくれていますので、義務やノルマのようにプレッシャーをかけずに「どうしたら楽しくできるか?」を大切にしています。
OKR では「オブジェクティブ!『業務の脂肪を燃やせ!シェイプアップ大作戦!』、さぁ、ウィンセッションの時間です!拍手!」、こんな感じで、みんなでお菓子を食べながら賑やかに、でも和やかな雰囲気で発表してもらっています。その際のルールは「絶対に批判しないこと」。OKR のいいところは心理的安全性が担保されていること、人を承認することです。
同じ目標達成のためにある目標管理制度(MBO)と比べると、チーム全体で目標達成に向けて取り組みますから、人の力を借りれる、場の力を活用できるという利点があると感じます。
そもそも「上司に言われたから」では、人は動きません。ただ「業務時間を短縮してください」と言うだけでは「できない言い訳」がたくさん出てきます。人は、納得して初めて動くものです。
だからこそ、自分の仕事を自分の領域で見直し、改善していってもらうこと。業務を棚卸しし、プロセスを確認する。「あれ?」と感じたら、しめたものです。その小さな違和感こそが、次の一歩につながります。そこに仕事の面白さがあり、人としての醍醐味があるのだと思います。

【社内木鶏会 感想文】

*人間学を学べる月刊誌「致知」をテキストに「社内木鶏会」を毎月、開催しています。全員が指定された記事の感想文を発表し、その中で選ばれた感想文です。

<対談 苦難は事業の基となり>

素材の良さを引き出した調味料・食品ブランド「茅乃舎」で知られる久原本家グループ、行列が絶えない和菓子店として有名な鈴懸。いずれも福岡を拠点に、全国に多くのファンを持つ優良企業である。共に百年以上の歴史を誇る老舗だが、川邉哲司氏、中岡生公氏が家業に入った頃は、経営に全く明るさが見いだせない状況だった。
お二人は厳しい環境の中で、どのように道を切り拓いてきたのか。その努力の道のりから学ぶべきことは多い。

<今月の選出感想文>

河邉氏の言葉にドキッとする。「いまは店を開けたら、たくさんのお客様に来ていただけるけれども、それは決して当たり前ではないよ」という言葉は、今夏のDX チームの売り上げ減少を思い出させる。昨年のたくさん依頼がある時期に慢心してはいなかっただろうか?と内省した。
忙しい時こそ、雑な仕事になっていないか?丁寧な対応ができているだろうか?と改めて気が引き締まる。たくさんの指導会社があるなかで、我社を選んでもらうには、常に質の高いサービスを提供し、お客様や販売代理店様に満足いただく必要がある。時には難しい課題が山積し、投げ出したくなることもある。その時は、今一度、何のためにこの仕事があるのか?と本質を考える。
この仕事は、お客様の作業量を減らして効率化し、他のより重要な仕事に取り掛かる時間を増やし、その会社を発展させるためにある。そのように解釈すると、やりがいを取り戻せる。課題をクリアして、最終回にお客様に「ラクになった。ありがとう」と言われると、苦労も報われるし、単純に嬉しい。「私の仕事が人の為になっている」と再認識できる。
人は、誰かに言われた仕事をやっているだけでは、モチベーションが下がる。定期的に自分自身で、仕事の意味を再定義する事は非常に重要だが、忙しくなると目の前の事で手いっぱいになり、そういった大切な事を見失う。現状もそのような状況だが、今回も木鶏会で『致知』を読み、このように内省できた。改めて定期的にあるこの時間に感謝するとともに、これからも大切にしていきたい。
〔DXチーム:小掠 康代〕

【万事「ウマ」くいく年になりますように】

明けましておめでとうございます。
2026 年、午(うま)年の幕開けです。「馬」という漢字は、下が「わっ」と開いている形から、運気が広がる縁起の良い文字とされています。
また、昔から「何事も『うま』くいく」という語呂合わせでも親しまれてきました。壁にぶつかっても「ウマくかわす」、チャンスを「ウマくつかむ」。そんなポジティブな言葉を味方につけて、笑顔で過ごせる一年にしたいと思います。
皆様の元に、幸運が颯爽と駆け込んでくることを願っています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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