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代表三輪のコラム

投稿日:

No15 「事業承継」と「永続経営」

~代表・三輪康信からのメッセージ~
「事業承継」と「永続経営」
社内木鶏会感想文 & 業務の見直し始めませんか?

「事業承継」と「永続経営」

私の母方の祖父は北九州の小倉で、従業員 20、30 人ほどの会社を経営していました。創業者です。子供は 6 人、私の母は三女でした。私は夏休みになると母方の実家で一ヶ月ほど過ごしていましたが、叔父、叔母もとても私のことを可愛がってくれ、いとこ達も 10 人くらいいましたから、賑やかで、とにかく楽しくて…。
ところが、祖父が突然亡くなりました。6 人姉弟の中で一番歳下の次男が会社に入っていました。当時は次女の旦那さんが社長をしていたのですが、内々に祖父と「ゆくゆくは次男に継がせるから、今は社長になってもらっているけど、その時は代わってくれ」という約束がなされていたようです。その方は専務になって社長は次男に譲りました。
そこに会社の株を所有している長男が入ってきました。そのあたりから事態が複雑化していきます。やがて祖父の遺産を相続していた祖母との親子関係も姉弟相互の関係も悪化、その頃から叔父、叔母達がどんどん変わっていったように私には感じられました。

子供心に感じた「相続争い」の恐ろしさ

そして祖母も亡くなり、私のことを可愛がってくれていた叔父、叔母、楽しい思い出もいっぱいある、いとこ達も含めて交流は全く途絶えました。親が亡くなったから交流がなくなったというより、相続争いで人間の醜さが露呈したということなのでしょう。
一方、父方の祖父はサラリーマンでしたが、不動産を所有していました。4 人の子供がいて、私の父が長男、次男は税理士、一番年上の長女は行政書士です。専門的な知識があった長女と次男とで話し合って財産を 4 等分し、まず父に「あなたが長男なのだから」と選ばせ、次に 4 等分に関わっていない次女に選ばせ、残りの二つを長女と次男とで選ぶという形にしましたので、争いもなく相続はきれいに終わりました。全く対照的です。
たまたま知識と経験がある税理士がいて、「自分が得しよう」と思わなかった、そう思ってしまうと揉めてしまうということもわかっていたのでしょう。前者のケースでは会社の相続がからみ、余計に複雑だったかもしれません。でも、結果として、私の大好きだった親戚達は楽しい思い出もろとも、皆、散り散りバラバラ、断絶状態になってしまったんです。

「続けること」を大事にしたい

社労士事務所の場合、先生一人、スタッフ一人、という個人事務所が多く、組織の体をなしていないところが多く、すると先生が引退したらそれで終わりです。残されたお客様やスタッフはどうなるのか…。M&A で売ったとしても、経営者が変われば、文化もサービスの提供の仕方も従業員の関わり方も全く変わります。何十年と慣れ親しんだものからいきなり変わるというのはお客様にとっても従業員にとっても大変なことです。やはり〝続けること〟を大事にしたいと思います
外部から経営者を招聘しても、やはり文化は変わりますから、中にいる人が継いでくれるというのが一番です。実際に、祖父の会社は今でも続いていますが、ずっと関わっていた次男が継承したということも大きかったのではないでしょうか。
また、「一代限りでいい」という価値観での意思決定基準と「組織体として継承していく」という前提にたった上でのそれは全く違ってきます。逆算することで課題もいっぱい出てきます。私が師としている和田一廣先生がいつも言う「永続経営の大切さ」を実感します。しかし、帝国データバンクの統計データによると、企業の 10 年後の生存率は約 70%、20 年後は約 50%。今、誰もが知っているような大企業を含めても、20 年後には半分ほどしか生存していないということです。

私自身、社員に対しても、お客様に対しても「何を残すか」ということを考えています。大事なのは後継者です。現在、私は 46 歳、できてあと 20 年。その間にバトンタッチできる人間を育てなければなりません。従業員を育てる、未来の経営者を育てるということをして、未来につなげていくことをしていきたい。やはり目ざすのは「永続経営」です。
もう一つの選択として、規模を拡大するかどうかもあります。規模を拡大すると、お客様へ提供できる商品の質を上げることができると思っています。100 万円で情報を仕入れて100 社に情報を加工してお届けするのと、100 万円で情報を仕入れて 1 万社に情報をお配りするのとでは、1 社あたりのコストが全く違ってきます。規模が大きい方が商品に多くのコストをかけることができると言い換えることもできます。

事業承継、相続は避けては通れない

私自身は事業承継、相続といった分野において専門家としての知見を持ってはいませんが、縁あって、この分野においての超プロフェッショナルな人達で構成される「東京志高会」のメンバーにならせていただきました。世界でもトップクラスの実績を持つ外資保険会社のライフ・プランナー、この方は自身のライフワークとして「事業承継」に取り組まれています。そして、弁護士、税理士、「家族信託のトップランナー」としてマスコミでも活躍されている司法書士という方々と共に学ばせていただいています。
そういう中でやはり思い返されるのが、親族達のあの騒動です。同じ出来事が今、目の前で起こったとしたら、私はどう関われたのだろう?と改めて考えてしまいます。圧倒的な権力を持つ当人が「こうするんだ!」と明確にしておくことが一番ですが、多くの方は「自分が死ぬ」なんて考えません。私の祖父も「相続対策」なんて全く考えないまま、突然、亡くなってしまいました。実際、元気なうちからそういうことをするのは、なかなかできるものではありません。であれば、やはりプロの力を借りた方がスムーズにいきます

働く人達が安心して元氣にイキイキと働けて、未来に向かって発展、永続し続けるために、「事業承継」「相続」は避けてはいけない問題だなと改めて感じます。子供時代に親族の大失敗事例と成功事例の両極端なケースを見聞きした私だからこそ、「東京志高会」の方々の知見やスキルを必要とする人達に届ける架け橋になれるのではないか、そう思いながら、学ばせていただいていますので、また何かの折にお伝えしたいと思っています。

【社内木鶏会 感想文】

*人間学を学べる月刊誌「致知」をテキストに「社内木鶏会」を毎月、開催しています。全員が指定された記事の感想文を発表し、その中で選ばれた感想文です。

<指定記事~ 『人生も経営も試練が成長をもたらす』>
菓子の製造小売業として国内最大規模を誇るシャトレーゼ。シャトレーゼはなぜこれほどまで成長を遂げてきたのか。そこには三つの大きな試練があったという。八十九歳なお気力漲る(みなぎ)シャトレーゼホールディングス会長の斎藤氏に、これまでの苦難の道のりと現場で叩き上げてきた経営哲学、事業発展の要諦に迫ったインタビュー。

<感想文>
まず冒頭で齊藤会長が、89 歳になった今でも「現在進行形」だと仰っていたのが大変印象的でした。そして、原材料高騰であらゆる企業が食品の値上げを行う中、社員がそれぞれ身の回りにある無駄を見つけてその改善によって約十億のコストを削減することができて、結果的に値上げせずにやってこられたというお話は私自身も仕事をしていくうえで目標にすべきことだと感じました。現状で良しとせず、常に相手の期待を超えサービスの質の向上を図ることが仕事で大切なことだと思いますが、サービスの質を向上させるためにはまず時間を捻出する必要があり、そのためには無駄なことだったり、時間がかかっている業務の見直しを行っていかなければいけません。
特にルーティン化しているものは、そもそもすることが当たり前になって本当に必要なことなのかと考えなくなってしまっているなと感じることがあります。当たり前になってしまっていることこそ、もっと良い方法がないかと考える癖をつけていきたいと思います。
また、齊藤会長は記事の中で「高い波の時に驕らず、波が来ない時に失望しないことが大切」だと仰っていました。調子がいい時も悪い時も、それがずっと続くものではないと考えられれば、自ずと冷静に現状を理解して、今自分がすべきことを考えられるのかなと思いました。大きなチャンスが来た時にそれを逃さないよう、逆境の時こそ前を向いて、その時の自分にできることを精一杯やっておきたいと思います。
〔今月の選出感想文:福岡 亜美〕

【業務の見直し始めませんか?】

これって本当に必要な仕事なの・・・?この仕事もっと効率的な方法は無いの・・・?そんなルーティン化してしまっている仕事を見直すべく、先日チアレッジでは業務改善ミーティングを開催いたしました。
昨年 10 月~今年 4 月に入社したフレッシュな 3 名の社員に、改善したい(してほしい)と思う業務を挙げてもらい、併せて今後の解決策や対応について話し合いました。

(例えば)
■手書きで行っている切手管理表が分かりづらい・・・
■送付状の作成をもっと簡単にできないか?
→利用できそうなシステムをピックアップし、活用に向けて動きだしました。

今後もチアレッジでは、定期的に業務改善ミーティングを開催し、働き方改革に取り組むことで成長し続けます!そして、更に IT、デジタル、クラウド、DX に強い社労士事務所として皆様のお役に立てるよう尽力して参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
DX 化について業務改善について、何かお困りごとなどありましたらお気軽に担当者までご相談ください

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