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代表三輪のコラム

投稿日:2022年10月2日

No6 リーダーが方向性を示し、氣づきの場をつくることで 人はどんどん成長していく

~代表・三輪康信からのメッセージ~
リーダーが方向性を示し、氣づきの場をつくることで
人はどんどん成長していく
~チアレッジの日常~ 朝礼

リーダーが方向性を示し、氣づきの場をつくることで
人はどんどん成長していく

当社では「人が成長していく」仕組みとして朝礼や社内木鶏会、委員会活動に取り組んでいます。これは私の前職であるスーパー銭湯時代の体験に遡ります。20 店ある店舗がバラバラ、ただお金のために仕方なく働いている人もいる一方、「もっとお客様に喜んでもらいたい」と一生懸命働く人もいます。当時、支配人だった私がどうしたらみんなにイキイキと働いてもらえるのだろうと試行錯誤した結果、行き着いたのが「方向性を示す」でした。

一人ひとり考え方も育ってきた環境も価値観も違う人たちが集まって力をあわせて大きな推進力を生んでいくためにも方向性を示さないとまとまるわけがありません。人にはそれぞれ言い分があります。「せっかく来てくれたお客様に喜んでもらえることをしたい!」という人もいるし、そこまでやってられない!」という人もいて、両者が水面下で対立していたりするんです。

例えば、セルフサービスのお食事処でお客様がお席まで料理を運ぶ際に、お盆が揺れて料理がこぼれてしまった。この場合、料理をもう一度作り直して出すかどうか、「お客様が嫌な思いをしたまま帰る方が少々のコストよりずっとマイナスが大きい。それをなくすことの方が大事なんだよ」という店側の方向性を示してあげていれば「出してあげたい!」と思う人と「そこまでする必要はない」と思う人との対立もなくすことができます。理念や方向性が示されていないままだと仕事のやり方ではなく「あの人は…!」と〝人〟そのものに批判が向かったりもしますが、それがなくなりますから人間関係も変わります。

リーダーは理念とかビジョン、基本的な価値観、考え方を示して発信するということが最も大事なんだと実感しました。さらに、こちらが言うだけではダメ、その人自身に考えてもらうということが大事なので「話してもらう」ことも必要です。ただ聞いているだけだと「またこの話しか」などと聞き流されてしまいますが、「これについてあなたはどう思う?あなたなりに解説してもらえますか?」と言われると、その人は自分なりに考え始めてくれるんです。

当社で行っている朝礼と木鶏会と各委員会活動はそのための場です。月に一度、開催する木鶏会では『致知』※iという月刊誌の記事(予め三つほど指定)の中から一つを選んで書いた感想文を発表してもらい、互いの文章から氣づきを得たことを参加者同士、「美点凝視」で意見を述べ合います。毎回、感動します。この人はこんな文章書けるんだ、こんな体験をしたんだ、こんなに賢い人なんだと互いに相手を敬う氣持ちも自然と生まれていきます。これも一つの価値です。

人との出会いなどからでも氣づきを得られますが、当社では全員が読んでいる『致知』も出会いの一つだと思っています。いい情報に触れると自分の中にいい変化が起こります。森信三先生※iiの言葉「読書は人間の心の栄養」を実感します。

そして当社の理念や大切にしてほしい考え方をまとめた『チアレッジブック』や『365 人の仕事の教科書』(致知出版社刊)を読み合いながら、組織と人生がうまくいく原理原則を学び、会社として大切にしている考え方と、人としてどうあるべきかを考えながら、インプットと(30 秒にまとめて)アウトプットを行っているのが毎日の朝礼です。自身の行動を振り返り、氣づき、改善するということの繰り返しで組織力を高めていくことを目的としています。

こうした活動を通して人間として正しい行動をしよう、手を抜かずに一生懸命頑張ろう、自分自身で勉強しよう、素直な氣持ち、感謝の氣持ちを忘れないでいようというマインド、氣づきを得られます。

もう一つ大きいのは自己肯定感をもてることです。社歴が浅い人は仕事で成果を上げるまでに時間がかかるし、やれどもやれども成果が上がらないこともあるでしょう。当社では皆、必ず、どこかの委員会に入り、会社を良くするための活動に参加していますが、環境整備委員会などでの掃除や整理整頓は結果が一目瞭然ですから「ありがとう!」と言われることも多いし、一定の評価も得られます。特に木鶏会ではフラットな役職も何も関係ない中で「美点凝視」のコメントをたくさん出すようにしています。

木鶏会は誰もが導入しやすいようにと決まった型がありますので、どんな組織でも開催が容易にできます(興味のある方は当社の木鶏会のご見学は随時受け付けていますのでご連絡ください)。間違いなく会社をより良くしていくための必要な仕組みだと思っていますので当社では朝礼も木鶏会も感想文を書くための時間も含めて就業時間中に行っています。

相手の立場にたたなければと思いつつも、日々に流され、組織、人間関係がうまくいくための原理原則をついついないがしろにしがちです。放っておくと原理原則からどんどん遠ざかってしまいます。人に指摘されてもなかなか素直に聞けなかったりしますし、言う方も嫌な氣持ちになります。原理原則に戻るための時間と氣づきの場を提供することでマネジメントも楽になりますし、それがリーダーの仕事だと思っています。

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i 致知出版社刊:日本で唯一の人間学を学ぶ月刊誌
ii「国民教育の師父」と謳われ、多数の著書の中でも『修身教授録』は愛読書として挙げる経営者やビジネスマンも多く、いまなお人々に感化を与え続けている。1992 年ご逝去

~チアレッジの日常~

皆様こんにちは!
このページでは「チアレッジの日常」と題しまして弊社が行っている活動や行事など、
私たちの目線でそのままにご紹介させていただきます。
◎チアレッジではどんな人が働いているのだろう?
◎こんな活動をしているんだ!自社でも取り組んでみたい!などなど。。。。
チアレッジの日常を覗いていただくことで、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

NO.6 <朝礼>

チアレッジにおいて欠かせないもの。それが朝礼です。チアレッジでは朝礼を「会社の理念の共有の場」「はたらく目的の確認の場」と位置づけ、社員全員で行っています。もちろん在宅勤務の社員もオンラインで繋がり参加します。会社の理念を再認識することで社員の意識が統一され、組織の土台が築かれます。今回はそんな、日々進化し続けるチアレッジの朝礼をご紹介致します。

☆朝礼の流れ

①元氣に挨拶!
司会進行役の掛け声に合わせ、全員で「おはようございます!」と大きな声で氣持ちよく挨拶。姿勢を正して行います。
➁笑顔のウニニー体操
口角を上げて笑顔をつくる笑顔のウニニー体操。形が心を創ります。笑顔のウニニー体操で心をホットにします!
③経営理念の唱和
経営理念・こだわり・行動基準を唱和し、チアレッジブックの中の一部を読み上げます。その後、二人一組で、30 秒ずつ普段の仕事に置き換えてスピーチ→更に、推薦で選ばれた人は全員に向けスピーチ→スピーチを聞いた後、代表で1 人が感想を発表します。感想は必ずポジティブで美点凝視の感想を述べます。
④『365 人の仕事の教科書』輪読
こちらも同じく、30 秒ずつ普段の仕事に置き換えてスピーチ→スピーチ後の感想発表を行います。
⑤社長挨拶
社長から一言挨拶をいただきます。とても為になるお話を聞かせていただきます。

☆朝礼で得られること

・大きな声で「氣」を出し、お互いに刺激を与えあうことで氣持ちが前向きになります!
・周りと言葉、動作を揃えることで、チームワーク力が高まります!
・受容と共感の姿勢を示し行うことで、コミュニケーション力を高められます!
・はたらく目的を再確認することで仕事に対するモチベーションアップに繋がります!
この他にも、朝礼によって得られることは沢山あります。一時の感情で暗い雰囲氣をつくってしまった、挨拶が元氣にできなかった等、原理原則に外れた事をする時もありますが、朝礼はそんな自分を見つめ直し反省し、自分で修正する貴重な時間となります。皆様の大切な一日のスタートがパワフルでプラスに溢れるスタートとなりますように、チアレッジの朝礼が参考になれば幸いです。

 

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